2013年02月11日

カルメンという名の女16

体中の傷や痣が治るにつれて

「ああ、あの日々は終わったんだなあ」

と思い返す。

夢のようだった1ヶ月半。
あの時間は本当にあったんだろうか、とさえ思う。

Tちゃんに教えてもらわなければ出ることもなかった「カルメン」。

そもそもTちゃんと共演したのは「血の婚礼」や「バーム・イン・ギリヤド」で、
僕がtptに行っていなければ出会っていなかったわけで、
tptは青空美人の木内さんが紹介してくれたわけで、
青空で芝居を始めたのは僕がスタジオで踊り狂ってたときに・・・

信心深くもないし、日頃感謝の足りない自分ではあるが
こう考えるとすべてがつながっているんだと改めて思う。

「あの時間は無駄だった」
「あんなことしなければよかった」
「あんなつらい記憶はなくしてしまいたい」

人生いつもすべてが効率的にいくわけではないだろう。
つらい経験や忌々しい記憶も今の自分とつながっていると考えたら
「無駄」なものなどひとつもないのかもしれない。

本番に使われなかった振りやセリフ、シーンは山ほどある。
逆に本番で出したものがベストだったか、というと正直わからない。
またすぐにでも稽古したいくらいだ。


あれは夢だったのかもしれない。
だからまたやりたくなるのかもしれない。

人生とおんなじで。



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posted by Naoki Saitoh at 12:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記