2014年11月05日

あらしのあと2

大きいプロダクションになればなるほど発言するのが怖くなる。

そもそも話が上手なほうではないし
国語の読解力も「もう少しがんばりましょう」な僕は
とんでもなくトンチンカンな発言をして落ち込むことも少なくない。

多くの時間を「雑談」に費やした今回の稽古では
自分が思ったことをいつでも発言できる空気が出来ていた。

今思い返せば「あの話はなんだったんだろう」という時間もあった。
飼い猫の話、「2」が好きという話、あくびの考察、お墓参りの話、カツアゲされた話、
子供のころの記憶、遭難しかけた話、隣家との塀の話、溺れかけた話、癖の話・・・

クローズアップされ本番で日の目を見た話題もあったけど
そのほとんどは儚くも松本の澄んだ空気の中に溶けて行ってしまった。

でも、誰かの体験談が誰かの人生に重なり、少しずつ確実に広がっていき
いつの間にかそれが自分の経験と相まって舞台上に空気となって漂っていたに違いない。

人間がひとりで経験できることは限られているけど
ひとの話を聞くことで無限に広がっていく。

僕の人生の大半も今まで、そしてこれから関わる誰かの「話」でできているのかもしれない。

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つづく
posted by Naoki Saitoh at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記