2006年10月11日

福島カツシゲ氏によるさいとう

「斎藤直樹といふ男」

それは突然の出来事だった。下北沢(下北半島から750キロ南にある街)のとあるお店で、無限大に広がるオレの未来を話してた時に、斎藤君はオレの開かれた未来の話をさえぎるように言った。
「そぉだ、福島さん、コラムの2を書いて下さい」
オレは、お願いごとと女性の二の腕のプニョプニョしてるところに弱い人間なんで、ふたつ返事で答えようと思ったのに
「いいよ」
みっつ返事で答えてしまった。
「ホントですか、ありがとうございます。コラムの2って一回やっただけで止まっちゃってるんですよ」
実直な男、斎藤直樹は笑顔で言った。勿論それに答えるように、オレも笑顔で返した。
「コラムの2ってナニ?」
「・・・・・・・・ええ、あのぉ、コラムの2っていうのは・・・」
実直な男、斎藤直樹は丁寧に説明してくれた。

コラム2っていうのは『斎藤直樹』を知る人間によって『斎藤直樹』を丸裸にするコーナーと勝手に解釈したが、たぶんそれで当たってると思う。
基本的には斎藤君を応援してるファンの人が見てるページでこんな事を書いていいのかどうか分からないが、『青空美人』主宰の木内さんが、あまりにも斎藤君を褒めちぎってるんで、あえてオレは彼の悪いところを提言し、人間的に成長してもらおうと心を鬼にした。

2日間考えたんですけどね、ないねぇ、悪いところ。しいて挙げるなら、オレより背の高いところとか、、、かなぁ?

出会いは去年の『地球ゴージャス』で、前半の稽古場は、ここ数年の斎藤君にとってゆかりになってきたベニサンだった。
稽古場の鏡前で、黙々と、華麗にタップのステップを踏む斎藤君の姿を見て稽古場の片隅で、黙々と、カレーのタップリな弁当を食うオレがいた。
そぉいえば、斎藤君はいつも唐揚げ弁当を食ってた。鳥のように細い斎藤君が、鶏を食う、、、まさに共食い状態をオレは黙認してた。
そぉいえば、こんな事があった。
「高橋君って、バイトしてんの?」
オレは斎藤君の目を見て話しかけてた。斎藤君は一度後ろを振り返ってからオレを見た。
「ねぇ、高橋君はバイトしてないの?」
斎藤君は、確かもう一回後ろを振り返ったと思う。きっと振り返りながら心の中で思ってたに違いない。(メンバーに高橋っていたっけ?)
「あのぉ、僕、サイトウですけど」
たわいのない話だが、良く覚えてる。

斎藤君はタバコを吸わない。日生劇場の男子楽屋ではオレと斎藤君だけノースモーカーだった。斎藤君は我慢して男子楽屋にいたが、オレは衣装部屋にオレ鏡前をセルフサービスで作った。だから、せっかくノースモーカー同士なのに2人の仲は急接近しなかった。
ふつうなら、これで2人の仲は終わっていたのかもしれない。

劇団アイオーのプロデュース公演『春遠からず』に出る事になって、演出家ではなく、オレが斎藤君に声をかけた。なんであの時あんな風に思ったのかハッキリと覚えてないが、一緒に芝居をしたいと思った。ベニサンで斎藤君の事を『高橋君』と呼んだ事は覚えてんのに、大事な事を覚えてない。

下北沢、駅前劇場の男子楽屋では、たばこを吸おうが吸うまいが、楽屋の数と、出演者の数から考えて一緒にいるしかなかった。楽屋では、演劇論を熱くかわしたり「斎藤君の芝居はねぇ」と激論をかわしたり、、、全くなかった。斎藤君が、来てくれたファンの人にプレゼントするポストカードのネコとか犬の写真に『ヒトコト』を書いてた。
塀から上半身を出して、目を見開いてたネコがヒトコト
「部長!この企画書通して下さい」
って、あのヒトコトはダレの手元に渡ったんだろう?
やっぱり、さほど大事でない事の方が良く覚えてる。

実は『春遠からず』の後、何度かCOLORSの舞台に出てもらおうと思った事があった、いや、今も思ってたりするが、いつも日程がかぶってたりする。
これは、笑いの神様が
「斎藤が笑いのステージ?まだ、早い」
と、言うてんのか、もしくはダンスの神様が
「斎藤!その落とし穴には近づくな」
と、警告を発してるのかもわかりません。ちなみに今年の5月に、本人には言ってないが、やってもらいたいネタがあった。特別にタイトルだけ発表しておきましょう。
『暗転ダンサー』
このタイトルで、各自想像してみて下さい。

きっと、いつの日か同じ舞台に立ってる時が来るでしょう。それは、オレがダンサーとしてではなく、斎藤君がお笑いとしてでもない舞台です、きっと。


□さいとうのコメント

福島さんに出会えた事は21世紀で43番目の大事件でした。サメが泳ぎ続けてないと死んじゃうみたいに福島さんはしゃべり続けてないと、きっとボケちゃうでしょう。地球ゴージャスでもIOHでもそのポジティブシンキングな姿勢にどれだけ助けられたことか。沖縄まで一人歩きツアーしたり、ゴージャスの公演中に日比谷公園で寝泊りしたり、「バッカだなあ」を通り越してもう「カッコイイ」の域に達してます。心のどっかで「いいなあ」と思ってても、フツーの人はそんな行動とれませんよ。「人間ここまでやれるんだ」的な自信と勇気を与えてくれるというか・・・あ、誉めてますよ、本当に。でもあんまり生き急がないでくださいね。まだまだ一緒にやりたいことあるんですから。
posted by Naoki Saitoh at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | コラムII
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/1432315

この記事へのトラックバック