2012年07月02日

達観

サロメの本番も終わりに差しかかったとき、
挨拶以外はほとんど言葉を交わさなかったキャストの一人と飲みに行き、
話をする機会があった。

「サイトウさんて達観してるんですか?」

そんな風に見られてるんだ、と思ったら
重大にもこう言われた。

「そうそう、この人何センチか地面から浮いてるから」

どういう意味で言っていたのかよくわからないが
思い当たるフシはある。

良くも悪くも一歩引いて物事をとらえるクセがある、
と自分でも思う。


こうしたら面白いんじゃないか。
こう動いたらバランス良く見えるんじゃないか。

必要以上に客観的に、俯瞰してみるクセは
ときとして演出家や共演者からみて鬱陶しいだろう、とも思う。

「今回こそは黙っていよう」

と思っていても、ついつい口を出す自分は
自分でもうるさいなあ、と思うし
そう思われてるとも思うし、
もしかしたら役者には向いていないんじゃないかと感じることもある。

黙々と役者として出来うることを考えている人に敬意を払うことも、
どうして疑問に思わないんだろう、と苛立つこともある。

「達観」という言葉を良い意味でとらえれば、
冷静沈着ということかもしれないが、
ある意味イジっても面白くなく、
演出家によっては面倒くさいヤツに映るだろう。

まあ、ここまできたらとことん浮いててやろう、ドラえもんみたいに。

それが僕の個性なのかもしれない。
posted by Naoki Saitoh at 18:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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