2013年02月02日

カルメンという名の女7

これだけ長い間、東京を離れて舞台のために稽古したのは久しぶりだった。
(アロンの香港コンサートとかベティのマヨネーズとはまた違うけど)

キャストの半数は関東からの参加で半数は大阪や京都から通ってきていた。
中には片道2時間なんて人も。

ただでさえ終わったら脱力の毎日。
たとえばこれが東京での公演で、自宅からの通いだったとしたら
往復4時間の通勤(?)に耐えられただろうか。

彼らに比べたら時間的には余裕があったのは確かだ。
ただ、あったらあったで使ってしまうのが時間。

ある意味、小野寺さんもそうだった。

時間を忘れて稽古にのめり込む姿勢は
スムースクリミナルのマイケルも真っ青だった。

どうしたら面白くなるか、さらにいいものができるか、
休憩時間でさえも頭をフル回転させているように見えた。

まさに職人のようだった。

ここをもう1ミリ削ろうとか、装飾を彫ろうとか、材質はこれにしようとか
あるいはやはり最初から作りなおそう、とか。

「僕は演出家だ、言ったことを体現してくれるのが役者でしょ」

そんな言葉をボールペンと一緒に言い放った人に出会ったこともある。

まあ演出哲学はそれぞれかもしれないけど
休憩を終えて階段を駆け上がってくる小野寺さんを見ると
この人の信じているものを一緒に追ってみよう、

2012-1221-211230641.JPG

そう思える刺激的な日々だった。
posted by Naoki Saitoh at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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